04/29
2024
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12/05
2007
って川柳が中学校の国語の教科書に載っていました。
多分、精霊が「じゃんけんで勝ったら来世は人間、負けたらほたる」という勝負をしたということなのでしょう。
その言葉に出会った時、私は自分の人生の何もかもが嫌だったのですが、
「なんで私はあの時(この世に生を受ける前)じゃんけんに勝ったんだ!? 負ければよかったし!」
と、自分が人間であることに嫌悪感を抱いていました。
下校時も一緒に帰ってた仲間(うち1人はあのお姉様だよ、蒼貴☆)にもそればっかり言ってたのをよく覚えています。
今日の夕方は技能教習を受けていたのですが、教習車の中で何故か「人間とその他の動物の根本的な違い」の話をし、更にはこの言葉についても語り合っていました。
なんという教習でしょう(笑)
教官:君は運転中に自分の世界に入ってっちゃうからなぁ…。
まぁ、こんな風に何か考えてたり、悩んだり、欲望をもったりするのは人間の特性なんだけどね。
私:動物はそんなことしないのですか?
教官:多分動物は食欲と性欲ぐらいしかなくて、欲求が満たされたらすぐ寝ちゃうんじゃないか?人間はそれが満たされても、何か物足りなくてあんまり眠れないじゃん。車に乗るにしたって、人間の欲求の結果なんだよ。
私:確かにそうですね。そういえば私、一時期自分が人間であることが嫌で嫌でしょうがない時期があったんですよ。「じゃんけんに 負けてほたるに 生まれたの」って言葉があって、じゃんけんに負けてほたるに生まれるなんて悩むことがなさそうでうらやましいって思いました。多分、精霊が「じゃんけんで勝ったら来世は人間、負けたらほたる」という勝負をしたということなのでしょうね。
教官:ほたるになんか生まれたら、ワンシーズンしか生きられないじゃん。
そんなすぐにあっけなく死にたくないよ(笑)
私:ほたるはそんなこと考えないでただ生きてるんじゃないですか?
ほたるには寿命の長さの概念がなさそうだし。
教官:実際どうだか分からないよ。
でもこの作者はあっけなく死ぬなんてかわいそうと思って、これを書いたんじゃない?
・・・・・・・・・・
なんか哲学的な教習でした。
まあ、おもしろかったです。
人間として生きるのって悪くはないのかも。
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